# Pleromaの入れ方 Note: This article is potentially outdated because at this time we may not have people who can speak this language well enough to update it. To see the up-to-date version, which may have significant differences or important caveats of the installation process, look up the English version. ## 日本語訳について この記事は [Installing on Debian based distributions](Installing on Debian based distributions) の日本語訳です。何かがおかしいと思ったら、原文を見てください。 ## インストール このガイドはDebian Bookwormを利用することを想定しています。Ubuntu 22.04でもおそらく動作します。また、ユーザはrootもしくはsudoにより管理者権限を持っていることを前提とします。もし、以下の操作をrootユーザで行う場合は、 `sudo` を無視してください。ただし、`sudo -Hu pleroma` のようにユーザを指定している場合には `su -s $SHELL -c 'command'` を代わりに使ってください。 ### 必要なソフトウェア - PostgreSQL 9.6以上 (Ubuntu16.04では9.5しか提供されていないので,[](https://www.postgresql.org/download/linux/ubuntu/)こちらから新しいバージョンを入手してください) - `postgresql-contrib` 9.6以上 (同上) - Elixir 1.8 以上 ([Debianのリポジトリからインストールしないこと!!! ここからインストールすること!](https://elixir-lang.org/install.html#unix-and-unix-like)。または [asdf](https://github.com/asdf-vm/asdf) をpleromaユーザーでインストールしてください) - `erlang-dev` - `erlang-nox` - `git` - `build-essential` - `cmake` - `libmagic-dev` - `rust` #### このガイドで利用している追加パッケージ - `nginx` (おすすめです。他のリバースプロキシを使う場合は、参考となる設定をこのリポジトリから探してください) - `certbot` (または何らかのLet's Encrypt向けACMEクライアント) - `ImageMagick` - `ffmpeg` - `exiftool` ### システムを準備する * まずシステムをアップデートしてください。 ``` sudo apt update sudo apt full-upgrade ``` * 上記に挙げたパッケージをインストールしておきます。 ``` sudo apt install git build-essential postgresql postgresql-contrib cmake ffmpeg imagemagick libmagic-dev ``` ### ElixirとErlangをインストールします * Erlangのリポジトリをダウンロードおよびインストールします。 ``` wget -P /tmp/ https://packages.erlang-solutions.com/erlang-solutions_2.0_all.deb sudo dpkg -i /tmp/erlang-solutions_2.0_all.deb ``` * ElixirとErlangをインストールします、 ``` sudo apt update sudo apt install elixir erlang-dev erlang-nox ``` ### オプションパッケージ: [`docs/installation/optional/media_graphics_packages.md`](../installation/optional/media_graphics_packages.md) ```shell sudo apt install imagemagick ffmpeg libimage-exiftool-perl ``` ### Pleroma BE (バックエンド) をインストールします * Pleroma用に新しいユーザーを作ります。 ``` sudo useradd -r -s /bin/false -m -d /var/lib/pleroma -U pleroma ``` **注意**: Pleromaユーザとして単発のコマンドを実行したい場合はは、`sudo -Hu pleroma command` を使ってください。シェルを使いたい場合は `sudo -Hu pleroma $SHELL`です。もし `sudo` を使わない場合は、rootユーザで `su -l pleroma -s $SHELL -c 'command'` とすることでコマンドを、`su -l pleroma -s $SHELL` とすることでシェルを開始できます。 * Gitリポジトリをクローンします。 ``` sudo mkdir -p /opt/pleroma sudo chown -R pleroma:pleroma /opt/pleroma sudo -Hu pleroma git clone -b stable https://git.pleroma.social/pleroma/pleroma /opt/pleroma ``` * 新しいディレクトリに移動します。 ``` cd /opt/pleroma ``` * Pleromaが依存するパッケージをインストールします。Hexをインストールしてもよいか聞かれたら、yesを入力してください。 ``` sudo -Hu pleroma mix deps.get ``` * コンフィギュレーションを生成します。 ``` sudo -Hu pleroma MIX_ENV=prod mix pleroma.instance gen ``` * rebar3をインストールしてもよいか聞かれたら、yesを入力してください。 * このときにpleromaの一部がコンパイルされるため、この処理には時間がかかります。 * あなたのインスタンスについて、いくつかの質問されます。この質問により `config/generated_config.exs` という設定ファイルが生成されます。 * コンフィギュレーションを確認して、もし問題なければ、ファイル名を変更してください。 ``` sudo -Hu pleroma mv config/{generated_config.exs,prod.secret.exs} ``` * 先程のコマンドで、すでに `config/setup_db.psql` というファイルが作られています。このファイルをもとに、データベースを作成します。 ``` sudo -Hu pleroma MIX_ENV=prod mix pleroma.instance gen ``` * そして、データベースのマイグレーションを実行します。 ``` sudo -Hu pleroma MIX_ENV=prod mix ecto.migrate ``` * これでPleromaを起動できるようになりました。 ``` sudo -Hu pleroma MIX_ENV=prod mix phx.server ``` ### インストールの最終段階 あなたの新しいインスタンスを世界に向けて公開するには、nginx等のWebサーバやプロキシサーバをPleromaの前段に使用する必要があります。また、Pleroma のためにシステムサービスファイルを作成する必要があります。 #### Nginx * まだインストールしていないなら、nginxをインストールします。 ``` sudo apt install nginx ``` * SSLをセットアップします。他の方法でもよいですが、ここではcertbotを説明します。 certbotを使うならば、まずそれをインストールします。 ``` sudo apt install certbot ``` そしてセットアップします。 ``` sudo mkdir -p /var/lib/letsencrypt/ sudo certbot certonly --email -d --standalone ``` もしうまくいかないときは、nginxが正しく動いていない可能性があります。先にnginxを設定してください。ssl "on" を "off" に変えてから再試行してください。 --- * nginxの設定ファイルサンプルをnginxフォルダーにコピーします。 ``` sudo cp /opt/pleroma/installation/pleroma.nginx /etc/nginx/sites-available/pleroma.nginx sudo ln -s /etc/nginx/sites-available/pleroma.nginx /etc/nginx/sites-enabled/pleroma.nginx ``` * nginxを起動する前に、設定ファイルを編集してください。例えば、サーバー名、証明書のパスなどを変更する必要があります。 * nginxを再起動します。 ``` sudo systemctl enable --now nginx.service ``` もし証明書を更新する必要が出てきた場合には、nginxの関連するlocationブロックのコメントアウトを外し、以下のコマンドを動かします。 ``` sudo certbot certonly --email -d --webroot -w /var/lib/letsencrypt/ ``` #### 他のWebサーバやプロキシ これに関してはサンプルが `/opt/pleroma/installation/` にあるので、探してみてください。 #### Systemd サービス * サービスファイルのサンプルをコピーします。 ``` sudo cp /opt/pleroma/installation/pleroma.service /etc/systemd/system/pleroma.service ``` * サービスファイルを変更します。すべてのパスが正しいことを確認してください * サービスを有効化し `pleroma.service` を開始してください ``` sudo systemctl enable --now pleroma.service ``` #### 初期ユーザの作成 新たにインスタンスを作成したら、以下のコマンドにより管理者権限を持った初期ユーザを作成できます。 ``` sudo -Hu pleroma MIX_ENV=prod mix pleroma.user new --admin ``` #### その他の設定とカスタマイズ {! backend/installation/further_reading.include !} ## 質問ある? インストールについて質問がある、もしくは、うまくいかないときは、以下のところで質問できます。 * [#pleroma:libera.chat](https://matrix.to/#/#pleroma:libera.chat) * **libera.chat** の **#pleroma** IRCチャンネル